【事故事例No.164】重機シリンダーロッド湾曲破損

こんにちは!

最新の劇場版名探偵コナンのタイトルが
『100万ドルの五稜星」』と書いて
「ひゃくまんどるのみちしるべ」と読みますが、
弊社の企業理念が【みちしるべ】なのでなにかワクワクしている自分がいます笑
映画楽しみですね😊

では今週も事故事例をあげていきます!

《事故内容》
解体工事現場にて解体用重機で作業中、
解体物の塀が重機側に倒れてきました。
塀をアームで支えた際にシリンダーロッドが湾曲破損しポッキリ折れてしまった事故です💦

この重機には動産総合保険をかけていたのでそちらでの支払いとなったのですが、
シリンダーロッドの交換については新旧交換差益により満額認定されませんでした😌

【損害額】
シリンダーロッド交換費用       190万円

【支払い保険金】
NFO(新旧交換制度)減価25%   130万円
臨時費用30% 40万円

合計支払い保険金           170万円

今回のポイントは、
『NFO(新旧交換制度)』です。

新旧交換制度とは、
損害を被った部分を修理・ 復旧することにより、
その物の価値が増加すると考えられる場合に、その増加した価値分を損害額から減額すること、です。

今回についてはシリンダーロッドを新品に交換することで重機自体の価値が上がってしまうという考えのもと、
減価25%の約60万円減額となりました。

動産総合保険は、特約を付帯しない限り基本的に保険金は時価額を限度に支払われます。
(新価特約を付帯しない場合は)保険価格も時価額で設定し加入します。
※新価特約を付帯する場合は保険価格も再調達価格で加入する必要がある為、保険料は高くなります。

時価額で加入している場合、
事故時の修理金額が時価額以内でも、機体の主要部分の交換修理の際はその修理によって機体の価値が上がる為
時価分の償却がかかることがあります(新旧交換制度・差益)。

動産総合をとり扱う際はそういった部分も
注意が必要ですね!

ではまた次回‼️