【事故事例No.155】境界標誤撤去

こんにちは!
今年はもう花粉が飛び始めているようで花粉症の人にはまた厳しい季節がやってきたな、という感じですね🤧
私もしっかり対策したいと思います😭

では今週も事故事例を上げますね!

《事故内容》
個人宅の解体工事を請け負った際に、
現場作業員が誤って土地の境界標も撤去してしまったという事故です💦
土地家屋調査士に依頼をして調査と再設置をする費用が無事保険で満額認定となりました😌

【損害額】
境界調査&再設置費用         22万円

【支払い保険金】
満額認定               22万円

今回はこの事故における対物事故の際の補償範囲のお話をします。

対物事故があった時はその「物」の費用は保険で出るけど、それに付随する費用はどうなるんだろう??
と思われる方も多いのではないかと思います。

結論から言うと
「出る場合も出ない場合もある。」です。

今回は土地の境界標を撤去してしまったという事故でしたが、
この境界を元に戻すというのは素人が元々あった場所に戻せばいい、というものではありません。
法律上のルールとして、土地家屋調査士という専門の方に依頼して境界の再調査と再設置をお願いしなければいけません。

今回は
①物を元通りにする再設置
②その位置を正確に決めるための調査
このように分けられますが、
法律上②を行わないと①ができないものなので一連の賠償行為として認定されました。

例えばこれが、やってもやらなくても問題がない調査などだと保険で支払えない場合があります。

結構このようなケースもあるので気をつけましょう。

事故が起きたらなるべく早く報告を上げて判断を仰ぐことで無駄な費用は抑えられるかもしれませんね!

ではまた次回‼️