【事故事例No.43】リース足場塗料飛散事故

こんばんはー!
今日はSaturday❗️
今週の事故事例をあげていきます

《事故内容》
ビルの塗装工事の請負で
リースしていた足場に塗料を飛散させた事故です
かなり狭い現場だったらしいのですが、
それでも飛散した範囲と量がすごくて
リース業者からかなり高額な洗浄費用と交換費用の請求が来ました

足場材の時価の考え方もあり、
満額認定とはいかず半額ほどの認定で着地しました。

【損害額】
足場材洗浄、交換費用 280万円

【支払い保険金】
保険認定額 150万円

【保険対象外】
差額 130万円

今回のケースが満額認定とならなかったのには理由があります。
何回かこの事故事例でも取り上げていますが、
法律上の賠償責任とは、
その壊してしまった(汚してしまった)物の時価を賠償すれば良いというものです。
そして保険会社もその法律に則って賠償責任保険のお支払いをします

今回の事故では以下のようになりました↓

足場材の時価額 < 洗浄、交換費用

賠償責任保険としては足場材の時価額までしかお支払いできないため半額程度の認定となりました。

時価額を修理金額が超えることはそこそこあります❗️

皆様、難しい考えですがこのことを念頭において保険に入りましょう

ちなみにそこもカバーできるような保険や特約も出てきていますが、ケースバイケースですので詳しくは担当の保険代理店にお問い合わせください

ではまた次回‼️